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Screen Shot & scenario 1

そこにツバキさんが参上。
びしっとジンに指を突きつける。

「サギ、あんた、どうだった?」

「む、つっきー。俺はそれなりだが…くくく、お前の成績で俺に勝てるかな?」

「くっ…ええい、勝負は終わってみるまでわかんないから!」

 苦渋の表情で、どうにか答えるツバキさん。
なんかすでにどう見ても劣勢なんですが…

「熱くなってるようだけど、まさか、勝負でもしてるの?」

「してるの。負けた方は…勝った方の言うことを何でも聞くという勝負ね」

「…ツバキさん」

「ん?」

「……一応聞くけど、成績はどれくらい?」

 ジンはこう見えてテストの点数はとっても良くて…勝負するほうが無謀だと思うんだけど。
なんていうか、天才肌というか…ツバキさんは、どうなんだ?
ツバキさんの噂は聞いたことないんだけど。

「…成績は、そうね。学年だと、真ん中やや下といったところかしら」

駄目じゃん。

「ジンが頭良いのなんて、知ってるわよ。でも…勝負を挑まれたからには引けない。それが私の生き方だから」

熱く語られる。その生き方は尊敬するけど…

「でも、負け戦確定だよね。無謀だよね。蛮勇」

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