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Screen Shot & scenario 4

彼女が、膝の上で、お弁当箱を空ける。

「うわあ…」

「しゅん…ううん、海上くん、気に入るかな」

「…もちろん」

 …掛け値なしに、見た目は素晴らしい。

「はい、どうぞ」

「それじゃあ…いただきます」

沈黙。おにぎりを手渡されて。
…しばらくの無言。
何をしゃべればいいのか。何か、しゃべらなきゃ。そう、何か…

「…そういえば…久しぶりだね」

「し…海上くん…も、こうやってきちんと話をするのは、久しぶり、だね」

…僕が逃げたから。だから、久しぶりなんだ。

「あ、うん…そうだね…」

 

沈黙。…渡された箸を、ただ、握りしめて。
これじゃ…駄目なんだ。今までと、変わらないんだ。
逃げてたときと…何も、変わらないんだ。
それでも…

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